本郷和人 著
定価 | 本体880円+税 |
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判型 | 新書判 |
ページ数 | 256P |
ISBN | 978-481911369-4 |
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発売日→2019年7月5日
東京大学史料編纂所
本郷教授が定説を疑いまくる。
歴史は疑うから面白い
《太平洋戦争に敗れた後、日本史という学問は大きく変わりました。……日本の国をリードしてきた将軍権力を構成する要素とは、大づかみには「軍事と政治」です。でも大学の歴史教育において、各時代の政治のありようを教えてくれる講義はあまたあっても、軍事を科学的に検討するような授業は見ない。社会への発信もほとんどない。だからへんな理解がまかり通ることもある。》(「はじめに」より)
本郷和人(ほんごう・かずと)
東京大学史料編纂所教授。1960年、東京都生まれ。東京大学文学部、同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。専門は中世政治史、古文書学。博士(文学)。史料編纂所では『大日本史料 第五編』の編纂を担当。2016年、『現代語訳 吾妻鏡』(全巻17冊、吉川弘文館)で第70回毎日出版文化賞(企画部門)を五味氏らと受賞。主著に『中世朝廷訴訟の研究』(東京大学出版会)、『新・中世王権論』(文春学藝ライブラリー)、近著に『承久の乱 日本史のターニングポイント』(文春新書)など著書多数。本書の姉妹編に『戦国武将の選択』(産経新聞出版)がある。