産経新聞取材班 著
定価 | 本体1,500円+税 |
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判型 | 四六判並製 |
ページ数 | 336P |
ISBN | 978-4-8191-1340-3 |
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発売日→2018年6月29日
戦後、墨塗りされ、教科書から消えた正成。
彼は何のために大軍と戦ったか。
明治の小学生が模範とする人物第1位
裏切りが当たり前だった武士団のなかで、後醍醐天皇に最後まで従い、
「私」に走るのではなく、新しい日本を開くため「公」を貫いた楠木正成。
私欲ではなく、「公」のために尽くそうとした生き方とは。
大阪・桜井の駅跡にある楠木父子像には、「滅私奉公」の文字が刻まれている。
この精神がまさに、正成の人生を貫くもので、その生涯は明治維新後、教科書には必ず載っていた。
それが昭和に入ると、国に報いる生き方を示すものに変質され、「楠公精神」という言葉も、
玉砕を辞さない戦いを鼓舞するものになった。
そのために戦後、楠木正成の名と存在が、人々の記憶から薄らいでいったことは否めない。(「はじめに」より)
3年にわたる産経新聞の長期連載 待望の単行本化