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メディアは死んでいた-検証 北朝鮮拉致報道

メディアは死んでいた
-検証 北朝鮮拉致報道

阿部雅美 著

定価 本体1,400円+税
判型 四六判並製
ページ数 292P
ISBN 978-4-8191-1339-7

以下のオンラインサイトから購入いただけます。

発売日→2018年5月23日


日本社会は北朝鮮の拉致犯罪になぜ気付かなかったのか。
気付いてからも他人事だったのはなぜか。

1980年、北朝鮮による拉致事件をスクープして以来、拉致問題に取り組んできた記者が、40年目の真実を初めて語った!

産経新聞人気連載「私の拉致取材-40年目の検証」待望の書籍化

あの日、報道各社は北朝鮮をめぐるトップ級のニュースを報じなかった。
産経、日経はベタ記事、朝日、読売、毎日には一行もなく、
NHK、民放も無視した。メディアの役割を放棄したのだ……。

どう取材したか、しなかったか、どう報道したか、しなかったか、が正しく記憶されるべきではないだろうか。なぜならば、それらをも含めて拉致事件と考えるからだ。

主な内容

  • 第一章 日本海の方で変なことが起きている
    偏った空気/夜回り/地方紙/富山県警/事件現場/オバQ/被害者証言/不審船/動機/読売記事/家出人/恋人作戦/共通点/接岸地/背乗り/掲載見送り/柏崎/夏の意味/1面トップ/宇出津事件/だまされ拉致/黙殺
  • 第二章 メディアが死んだ日
    お墨付き/続報/赤塚不二夫/遺留品破棄/辛光洙/フグ/任務完了/免許証/逮捕/李恩恵/88年3月26日/梶山答弁/幻/自責の念
  • 第三章 産経も共産党も朝日もない
    金丸訪朝団/ソウル出張/金賢姫/田口八重子/朝日・毎日訪朝団/共産党の同志/双子の情報/横田家/行方知れずの姉/裏取り/実名報道/安明進/反発
  • 第四章 いつまで〝疑惑〟なのか
    家族会/政治色/丁字路/政府認定/受賞スピーチ/不自然/漱石/土井たか子/テポドン/大阪/2種類の風/タブー/追跡/自爆スイッチ/ターニングポイント
  • 第五章 金正日が私の記事を証明した
    欧州ルート/U書店/1枚の写真/よど号/八尾証言/国会決議/不破発言/政党/電撃訪朝/謝罪/断定/潮目/蓮池家再訪/別人/潮時/朝日新聞/前兆/38度線/棘
  • 第六章 横田家の40年
    大きな組織/消耗/濃厚な足跡/不思議な国

著者について

阿部雅美(あべ・まさみ)
1948年生まれ。東京都出身。72年、産経新聞社入社。80年1月、「アベック3組ナゾの蒸発」「外国情報機関が関与?」の記事で拉致事件をスクープ、97年、「20年前、13歳少女拉致」で横田めぐみさん拉致を報じ、17年を隔てた2件のスクープで新聞協会賞受賞。産経新聞社会部長、サンケイスポーツ編集局長、産経新聞編集局長、産経デジタル代表取締役社長などを歴任した。