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産経新聞取材班 著
定価 | 本体1400円+税 |
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判型 | 四六判並製 |
ページ数 | 288P |
ISBN | 978-4-8191-1323-6 |
以下のオンラインサイトから購入いただけます。
発売日→2017年10月18日
時代は、神武天皇が造った国に綻びが見え始めた頃。古事記では中巻に収められています。
ヤマトタケルは、天皇に即位することなく、皇子のまま30歳で亡くなっていますが、 その生涯は、古事記、日本書紀で破格の扱いで紹介されています。
それは神武天皇からバトンを渡された日本の「国固め」の旅といえるものです。
勇猛果敢な若武者ぶりはよく知られていますが、
そこには知略や驕り、油断など長所も欠点もあり、
人間味あふれる英雄として描かれていまする。
また父である景行天皇に失望し、叔母のヤマトヒメに涙ながらに嘆く姿は、
未熟な少年そのものです。
こうしたキャラクターと物語性は、軍記物を読むようで、
英雄譚にふさわしいものがありますが、
同時に危うさと悲劇性を帯びていて、実に日本人好みのものです。
ヤマトタケルの物語は、名前の浸透度に比べて、不明な部分もあります。
取材班は、南は鹿児島県から北は岩手県まで、日本各地を巡りました。
ヤマトタケルを祭る神社で由来を尋ね、郷土史家が語る話にも耳を傾けました。
こんな遠くまで、と驚くようなところでもヤマトタケル伝承は残っていました。
そのことが雄弁に、ヤマトタケルは日本人にとって忘れることができない英雄であることを物語っています。
産経新聞連載時から大評判 待望の単行本化