著者:石平×有本香
定価 | 本体1200円+税 |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 248P |
ISBN | 978-4-8191-1272-7 |
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発売日→2015年10月30日
経済崩壊、政情不安、「海」への拡張、AIIBという対日宣戦布告……激変する隣国。
「中国の脅威を煽るな」という言説こそを疑え!
「日中関係は新しい段階に入っている」「安全保障・経済・文明という三つの分野で日本は中国問題から逃げられない」「今後、日本が抱える難題はすべて中国問題になる」と警鐘を鳴らす著者。
だからこそ、日本のリベラルの中国認識が国を滅ぼすこともあり得る――ともに1962年生まれの両氏が、「リベラル」と彼らが易々と「プロパガンダ」に騙されてきた歴史を徹底考察、徹底批判!
なぜ彼らは「中国の代弁者」なのか。
【石】日本の「リベラル」と自称する人たちは特に「中国問題」を認めない。
習近平の外交に関して僕が、「国内を意識した強権政治だ」と言うと大学教授は、「習近平さんの外交はリアリズムだ」と言う。要するに、僕がひと言、習近平を批判すると、間髪を容れずに反論するのです。
【有本】朝日新聞の論調と同じですよね。つまり、「中国は、必ずまともになる」という信念みたいなものです。
◎デモは習近平の前でやれ! ◎
◎目次
第1章 史上初の日中関係が始まった
第2章 なぜリベラルは中国を弁護するのか
第3章 「中華帝国」が海を渡るという厄災
第4章 AIIB・一帯一路と日本の戦い
第5章 プロパガンダでつくられた日中関係
第6章 「新中華秩序」から「日本」を守る方法
◎主な内容
「リベラル」は死んでいる/原因があって安保法制がある/「日本が戦争に近づいている」/まるで「年老いた紅衛兵」/習近平は一文も出さずシンパを作る/共産主義者と日本/「中国はきっとまともになる」/「大柄な美女」の殺し文句/習近平の代弁者を買って出る文化人/朝日新聞的「信念」/中国の人権問題を無視する「リベラル」/日本の「中国史」は共産党史そのもの/プロパガンダを持ち帰ったインテリ/用意されていた日本人のためのシナリオ/なぜ中国は尖閣に言及しなくなったか/日中「競合」の理由/仮想的ではなく現実の敵/「日本の影響力」乗っ取り戦略/「バスに乗り遅れるな」と言う人/乗っ取り屋に「一緒に住もうよ」/「日中友好」で育てた下地/「日本の10倍の市場」という幻想/「オオカミの国」が「パンダの国」に/鄧小平の大芝居/「南京大虐殺」は中国の教科書にもなかった/姉妹都市を使った歴史戦/「内なる中国」のプロパガンダ/「中華民族の兄弟姉妹に向けて」/国策となった中国の「日本叩き」/「配慮」した後に続いた敗北の歴史/中国人の「歴史」に史実はいらない