著者:島田明宏
定価 | 本体1700円+税 |
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判型 | 四六版 |
ページ数 | 448P |
ISBN | 978-4-8191-1255-0 |
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発売日→2014年11月28日
斉藤すみ、函館孫作、前田長吉・・・
近代競馬の黎明期を支えた天才競馬人が架けた虹とは
岩手の少女、斉藤すみは騎手になるため、髪を短く切り、さらしを巻いて胸を押しつぶし、男装して修業した。
騎手試験に合格するも、「女性は風紀を乱す恐れがある」として、デビューに待ったがかかった……
ワカタカで第1回東京優駿(日本ダービー)を勝った函館孫作は早くから、すみの才能を見抜いていた……
見習騎手のまま牝馬クリフジに騎乗し、東京優駿を圧勝した前田長吉はシベリア抑留中に病死。
正規騎手としては一度もレースに騎乗できなかった。
――競馬の世界に、これほど切ない人間ドラマがあったとは。
作家・伊集院静氏のコメント
この物語を読んで、若い日、競馬に夢中になり、
競走馬に恋した自分を少し自慢したくなった。
本書は日本人の競馬史である。
第1章 馬と話す少女
第2章 伝説の末裔
第3章 男装の麗人
第4章 東京優駿大競争
第5章 女性騎手第1号
第6章 天才少年
第7章 虹の断片