黒木亮 著
定価 | 本体1,800円+税 |
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判型 | 四六判上製 |
ページ数 | 436P |
ISBN | 978-4-8191-1216-1 |
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発売日→2013年7月13日
戦後政治体制の崩壊に乗じ、「司法の巨人」が目論む平成の司法制度改革――
復権する「現場組」裁判官、次々と下される革新的判決!
「きみらは、日本国憲法のことをどう思ってるんや?」
国家権力からの圧力の中、ベテラン判事が後輩たちに悲痛な声で問い質す。
裁判所内では歪んだ人事行政のツケで、首相官邸への偽電話事件、女性被告人との情交、当事者からの収賄といった不祥事が噴出。
津崎守は、最高裁調査官、東京地裁の裁判長と順調に出世の階段を上がるが、突然、「招かれざる被告人」が姿を現わす。
やがて能登の日本海原発2号機訴訟が金沢地裁で一審判決の日を迎える。
裁判長席に現れた村木健吾は、「世紀の判決」をいいを渡す気負いもなく、穏やかな表情だった―。
戦後司法史を描く大河小説、怒涛のクライマックス!