40年余り前、わが国に「革命」を訴える世代がいた。当時それは特別な人間でも特別な考え方でもなかった。にもかかわらず、彼らは、あの時代を積極的に語ろうとはしない。語られるのは中途半端な武勇伝だけであり、「そういう時代だった」「みんなそうだった」と簡単に片付ける人もいる。そして、私たちの「隣人」としてごく普通の生活を送っている。彼らの思想はいつから変わったのか。また変わらなかったのか。あるいは、その存在はわが国にどのような功罪を与えたのか。そもそも当時、この国のキャンパスで何が起きたのか。彼らが社会から引退してしまう前に、"総括"する。
沈黙を解き、あの時代を語るときがきた!
本書に登場する主な証言者たち
○重信房子○秋田明大○塩見孝也○表三郎○三田誠広○佐々淳行○西部邁
○宮崎学○鈴木邦男○鴻上尚史○立花隆○加藤登紀子○植垣康博○弘兼憲史
○奥島孝康○浅羽通明○小浜逸郎○若松孝二……